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caracoroとは

カラ、コロと音が鳴る。

caracoro(カラコロ)に使用している桐材は、日本においては履物の素材として非常に長い歴史を持ちます。桐は世界で2番目に軽量な木材という背景もありますが、その実績の一部でお相撲さんが履いている姿を、多くの方がご覧になった事と思います。通常の方より重い体重の方が常用出来ると言う事は驚くべき事なのです。

桐の履物屋として80年以上の歴史を持つ当店はそれをヒントに考えました。桐下駄の壊れにくい理由、柔らかく繊細な性質を持つ一方でそれは木質の柔軟性だと思ったのです。それに広葉樹の繊維の複雑に絡まりあった割れにくい性質が加味されたのではないかと。

私たちは研究機関に協力を依頼して、様々な使用法を模索した結果、現在の製法にたどり着きました。上記のように桐そのものが持つ高い柔軟性を用い、履き心地が疲れにくく長期間変化しない弾力性へ代えたのです。
今まで存在しなかった木材と足裏の結合、併せて高いデザイン性を備え世界一への挑戦を目標にかかげる事に決め、構造特許を取得する事にも成功しました。

caracoroは、木製の履物としての挑戦なのです。

会津桐材店店主
佐原 健司

素地はどこから

当店では、まず桐丸太の木口が白色から黒く変色するまで雨ざらしにします。(約2年)その間で丸太の重さは三分の二位に軽くなりギュッと締まります。

その後、使用する厚みに製材して板を立てるように雨ざらしにして干します。期間は2年もしくは二梅雨。とにかく梅雨の雨が桐のあく抜きには最高なのです。

そして倉庫にやはり板を立てて取り込み1~2年寝かせます。これも重要でこの間桐の板はほんの少しづつ動いています。そして少しづつ動きは小さくなります。そうすると製品に加工しても狂いが少なくなります。

当店で使用してる素材は、6~10年伐採してから経過しているのです。古い考えと思われるかもしれませんが、これこそ温故知新。
長い期間受け継がれた方法で科学では解明出来ない事も含まれており、日本人が独自に持つ木の文化そのものなのだと私は思います。

型になるまで

工場で一つ一つ削り出していきます。この頃は桐とは思えないほど重量があります。

研磨前の荒削りの段階です。ここから磨いていきます。

時間をかけて一つ一つ角張りを削り落とします。

くぼみ部分まで丁寧に行います。内側の空洞の研磨は手作業です。

上記、左側が粗削り、右側が研磨後のものです。 ここまで仕上がるとかなり軽量になり、あとは装飾です。